CD管にLANケーブル通して3階建てのWi-Fi電波を改善した方法

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我が家は3階建て。

2階にリビングで3階に寝室という、よくある狭小住宅です。

1階のウォークインクローゼットの中にマルチメディアボックスがあり、そこに現在契約しているNURO 光のONUが設置してあります。

ルーター機能もあるONUなので、この1階のウォークインクローゼットから家中にWi-Fi電波を飛ばしています。

そうするとやっぱり3階の電波が不安定。

そして屋上ではWi-Fiが使えません。

3階でも問題なく使える日もあるので、まぁいいかと放置していたのですが、安定しない日はストレスでした。

また、屋上でもWi-Fiが使えたら便利だよなぁということで、一番安く済みそうな方法で我が家のWi-Fi環境を改善してみました。

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改善前の状況

参考になればと思い、もう少し我が家の状況を詳しく紹介します。

先程ご紹介したように一階にWi-Fiのルーターがあります。

距離以外でWi-Fi電波が悪くなりそうな要因としては下記3点。

  • 2階のリビングには温水式の床暖房
  • 2階の寝室の様子確認にベビーモニターを使用
  • 3階にインターホンの子機を設置

2階リビングに床暖房のパネルが入っているので、そこでWi-Fi電波が大きく遮られます。

さらにベビーモニターとインターホン子機が2.4GHzのWi-Fiと干渉して電波が悪化。

2階と3階ともに、障害物に強いとされている2.4GHzよりも5GHzの電波環境の方が良く、そちらを利用していました。

Wi-Fi環境の改善方法

Wi-Fi環境を良くする方法としては、下記のような方法が考えられます。

  • メッシュWi-Fiを使う方法
  • アクセスポイントを作る方法
  • ルーターをもう一回置く方法

メッシュWi-Fiを利用すれば同じネットワークへの接続なので部屋によって接続先を切り替える必要がなく便利ですが、一番コストが高い。

今回は使っていない古いルーターを1つ持っていたこと。

MZK-1200DHP引用:プラネックス

ひろっしー
ひろっしー

5年以上前に買った古いルーターです。

そして3階の書斎のある部屋から一階のウォークインクローゼットの中にあるマルチメディアボックスまでCD管が配管されていたので、3つ目のルーターをもう一つ置く方法にしました。

この方法なら私の場合、長いLANケーブルを買うだけの出費で済みそうです。

CD管にLANケーブルを通す方法

コンセントプレート

まずはコンセントのプレート類を外していきます。

一番外側のプレートはカチッとはまっているだけなので、爪を引っ掛ければ簡単に外せます。

外側のプレートが外れたらドライバーで中側の部品を外していきます。

分解

分解2

CD管

オレンジの管が一階のマルチメディアボックスまで通じているCD管です。

次にネットで調べた方法でビニール紐をCD管に通します。

ビニールひも

掃除機で反対側から吸ってあげると5秒くらいで通すことが出来ました。

マルチメディアボックス

一人だとビニール紐が絡まったりで上手くいかず、1階と3階を行ったり来たりしなきゃいけないので、二人でやると簡単です。

専用の通線ワイヤーなるものも売ってますがビニール紐で十分だと思います。

ビニールひもがCD管に通る

ひろっしー
ひろっしー

ここまでは簡単。

通したビニール紐を抜いて長さを調べます。

長さを調べたら、再度ビニール紐をCD管に通して戻します。

ビニール紐の長さを測ったところ11メートルくらいだったので15メートルのLANケーブルを買いました。

LANケーブル

ミヨシ TWU-6A15WH

LANケーブルも規格が色々あるようですが、ネットで調べた結果CAT6Aって規格が良さそうだったので選びました。

後はビニール紐とLANケーブルを接続して、反対側からビニール紐を引っ張るだけです。

引っ張る

これがなかなか大変。

LANケーブルの差し込み口が引っかかってなかなかCD管の中を進んでいきません。

引っ張るポイント

色々試した結果、下記の方法が良かったです。

  • 爪の部分をテープでグッと強く巻いて出っ張りを無くす
  • ガムテープじゃなくってツルツルのセロテープを使う
  • 食器洗い用洗剤で先っちょをヌルヌルさせる

洗剤のケーブルへの影響が心配な人は、通線用の潤滑剤が売っているので買いましょう。

反対側からビニール紐を引っ張るとある程度スムーズに進むところと、引っかかって全く動かないところがあります。

3箇所くらい難所がありました。

ビニール紐を引っ張る強さは、スムーズに進むところも全力です。

そして難所は超全力です。

五回くらいビニール紐が切れました。

もうケーブルが壊れてもしょうがないと思い、超全力で引っ張りましたが以外と丈夫。

ビニール紐が伸びるので力がダイレクトに伝わりづらいのかもしれません。

通線ワイヤーならこんなに苦労もしなかった?

この方法がダメだったら先端のコネクタ部分が付いていないLANケーブルを買ってきて、通線した後に端子の工事が必要です。

3階から通したり1階から通したり何度も挑戦した結果、無事通線が完了しました。

ひろっしー
ひろっしー

本当に良かったです。

ポイントは気合と壊れてもいいという諦めです。

CD管の中に救出できないLANケーブルが残ってしまうという最悪の事態も考えられるので自己責任で。

ONU

一階のONUと3階のルーターを接続して問題なく3階のルーターへのWi-Fi接続が出来ることを確認して、最後の復旧作業です。

復旧

ベットで隠れて見える部分でもないのでこんな仕上がりにしました。

CD管にLANケーブル

ダサいけど充分。

丸っこい穴が空いているユニットがなかなか外れずに、コンセントの土台みたいなグレーのパーツが折れました。

ひろっしー
ひろっしー

見えないし気にするな。

まとめ

マルチメディアボックス内

工事が完了してから一週間ほど経ちますが、やっぱり3階でも安定していて快適です。

屋上でもWi-Fiに接続できるようになりました。

これで屋上で在宅勤務したり、映画見たり出来ます。

ひろっしー
ひろっしー

最高ですね。

一つ学んだことがあるので紹介。

Wi-Fiが複数飛んでいる場合、パソコンの場合どれに接続するか優先設定することができましたが、iPhoneはそのような項目が見つかりませんでした。

調べてみたところ何度も繰り返し接続しているWi-Fiが優先の接続先として認識されるようです。

実際にそうなりました。

3階建てでWi-Fiの接続が不安定でお困りの方。

そしてルーター持っててCD管が配管されている方にとっては一番安くWi-Fi環境を改善できる方法としておすすめですよ。

LANケーブル通すのが思ったより大変。

古いルーターを新しくすれば、もっと通信速度が速くなるのかもしれませんが、いまのところ200M出てるので十分です。

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