キャンプを始めてから結構(7年以上)経ちましたが、いまだに持っていないグルメキャンプの定番アイテムがありました。
そう「 ダッチオーブン 」です。
魔法の鍋とも言われるダッチオーブンは、何を調理しても美味しく仕上がり、使い勝手も万能、グルメキャンプの定番アイテムなんて噂を耳にしていました。
そんな魔法の鍋であるダッチオーブンをついに我が家も手に入れたので紹介させていただきます。
購入したのは、エリッゼステークで有名な村の鍛冶屋のBBQブランド「TSBBQのライトステンレスダッチオーブン」です!
選んだ理由、使い勝手もあわせてご紹介します。
ステンレスダッチオーブンのメリット・デメリット
一般的にダッチオーブンは鉄の鋳物でできています。
私が今回購入したダッチオーブンはステンレス。
ステンレスダッチオーブンの長所・短所を簡単にまとめてみました。
ステンレスのメリット
扱いが簡単
ステンレスのメリットはとにかく扱いが簡単なこと。
普通に家にある鍋と変わりません。
これが全て。
鉄製のダッチオーブンは手入れが必要です。
鉄製のダッチオーブンは錆びますし。
一方ステンレス製のダッチオーブンは基本的に錆びません。
この差は超大きいです。
鉄製のダッチオーブンの場合は、使い始めや使用後にシーズニング(油慣らし)が必要です。
火で水分を飛ばして油を塗って保管します。
また、食器洗い洗剤で洗うと、表面の油膜が取れてしまうので、基本洗剤では洗いません。
しかし、ステンレス製のダッチオーブンなら普通の家の鍋と同じように洗ってOK。
ダッチオーブンって汁物を作る機会が多いと思います。
「カレー作って翌日にカレーうどん」なんて展開もありますよね。
鉄製のダッチオーブンだと、汁物の料理を入れっぱなしにしてしまうとサビの心配がありますが、ステンレスならそれくらいであれば気にせずOK。
面倒なシーズニングもないので、家でも普段遣いの鍋として活躍することができます。
軽い
ステンレスは鉄に比べて軽いです。
鉄の鋳物のものに比べて約30%軽量になっているそうです。
重たいと運ぶのも使うのも大変です。
軽いに越したことはないよね。
IHクッキングヒーターが使える
ステンレスはIHが使えます。
オール電化の家でも使用可能です。
ステンレスのデメリット
価格が高い
鉄に比べて価格が高いです。
感覚的には1.5倍〜2倍程度でしょうか。
鉄製なら有名メーカーのコールマンでも1万円以下で購入できます。
一方ステンレスは2万円するよね。
ステンレスのダッチオーブンは高いよね。
育てる楽しみがない
鉄製のダッチオーブンはシーズニング(油慣らし)をすることによって、どんどん黒光りして、鍋が育っていきます。
黒光りして育ったダッチオーブンは、焦げ付きにくく美味しく調理をすることが可能です。
我が家のロッジのスキレットは、だいぶ育ってきて最強のフライパンとなっています。
参考ロッジの スキレット で餃子を焼くと美味いのか?|キャンプ道具を家で使う
熱伝導率が悪い
スキレットは熱伝導率の高い分厚い鉄で作られているので、素材の中までじっくり火が通り美味しく調理することができます。
しかし、ステンレスは鉄に比べると熱伝導率が悪いです。
素材 | 熱伝導率 [W/m・K] |
---|---|
鉄 | 83.5~84 |
ステンレスSUS304 | 16.3~41 |
ステンレスSUS430 | 26.0 |
アルミニウム | 236 |
鉄のほうが5倍くらい熱伝導率がいいです。
アルミニウムはそんな鉄より3倍くらい熱伝導率がいいんですね。
TSBBQのライトステンレスダッチオーブンを選んだ理由
メリット・デメリットを考えて、我が家ではステンレス製のダッチオーブンを購入することは決めていたんですが、なかなか購入に踏み切れませんでした。
Amazonのほしいものリストにずっと入っていたのは、SOTOのステンレスダッチオーブン。
しかし、熱伝導率が〜といくこともあり、保留していました。
そんなとき、TSBBQからライトステンレスダッチオーブンが発売されました。
スペックは下記のとおりです。
場所 | 内容 |
---|---|
本体素材 | ステンレス三層鋼(SUS304+アルミ+SUS304) |
厚さ | 底:3.5m/m |
本体内径 | 約255mm |
深さ(本体内面より) | 約115mm |
高さ(蓋付き) | 約150mm(ツマミ付き) |
外形寸法 | 幅 約365mm×奥行 約262mm(ハンドル含む) |
重量 | 約4.18キロ |
容量 | 約5.4リットル |
蓋素材 | SUSU430 |
蓋厚さ | 底4.0m/m |
ツル材質 | SUS304 |
ツル金具材質 | SUS304 |
そうです。
弱点だった熱伝導率の悪さを、熱伝導率のいいアルミニウムを間に挟む3層構造にすることによって改善した商品となっています。
しかもオールステンレスよりも更に20%も軽量。
扱いやすくて調理性能も高い。
買うよねそりゃ。
さらにクラウドファンディングもしていたこともあり、ミーハー心に刺さりました。
TSBBQのライトステンレスダッチオーブンを写真で紹介
それでは超かっこいい我が家のTSBBQのライトステンレスダッチオーブンの紹介です。
箱はシンプルでカッコいいデザイン。
鍋・蓋・つるとパーツごとに袋に入っています。
ツルは取り外し可能となっています。
我が家の場合、吊るして使うことはほとんどないので、つけてません。
こんなの買ったら検討したいです。
蓋にはTSBBQのロゴが刻印されています。
鍋底も美しいです。
取っ手の部分は溶接でなく、鍋の内側に上の写真のように留め具が見えます。
とにかく惚れ惚れするほど美しくてカッコいいです。
早くキャンプ場で使いたい。
炭火もいいけど、私の持っているユニフレームのツーバーナーとも相性良さそうです。
参考【レビュー】ユニフレーム『 US-1900 』カセットガス(CB缶)のツーバーナー
作ってみた料理
まだキャンプデビューはしていませんが、さっそく自宅で活躍しているので、いくつか作った料理を紹介します。
無水カレー
ダッチオーブンの定番料理。
水を全く入れずに野菜から出た水分のみでカレーを作ります。
まずは肉を炒めます。
野菜とトマト缶を入れて煮込むと水分が超出てくるので、カレールーを溶かして完成です。
野菜の甘味・旨味のたっぷり入ったカレーの完成です。
チャーシュー
チャーシューも作ってみました。
最高。
牛すじ煮込み
牛すじ煮込みももちもちトロトロに仕上がりました。
この辺からダッチオーブンの虜です。
鳥のトマト煮
旨すぎて2日連続で作り、さらに家族に振る舞いましたw
まとめ
ついに我が家も念願のダッチオーブンを手に入れることができました。
噂通り美味しく料理が作れて大満足です。
ステンレスのダッチオーブンにしたことにより、少し値段は高かったですが、扱いが簡単なので、積極的に自宅でも使うことができています。
頻繁に使えるので、価格差分のもとはすぐに取れると思います。
最近では写真は撮りそこねましたが、鶏のから揚げもダッチオーブンで作ってみました。
油ハネが少なくて嬉しい、そして柔らかくて超美味しいからあげができました。
本当に買ってよかった。
唯一の弱点を上げるなら、キッチンに置いておくのに10インチの鍋は結構かさばるという点。
賃貸の狭いキッチンにはなかなか厳しい。
逆に素敵なキッチンをお持ちの方でキャンプをする人は、買わない理由はないと思いますよ。
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